ベクタスは熱破壊式ダイオードレーザーを使用した脱毛機で、あらゆる毛質・肌質に対応しています。
剛毛の脱毛を得意とするほか、産毛への脱毛効果にも期待。肌色を識別するメラニンチェッカー搭載だから、色黒肌や日焼け肌、敏感肌や乾燥肌など、さまざまな肌質をカバーします。
照射面積が広いハンドピースで、広範囲にわたる部位をスピーディーに照射。更に冷却ジェルの塗布が不要なため、施術時間を大幅短縮することに成功しました。
医療脱毛を検討している人で、できるだけ早く確実に脱毛するなら、ベクタスを導入しているクリニックを選んでください。
ベクタスは熱破壊式ダイオードレーザーを使用した医療レーザー脱毛機です。
肌のメラニン色素をチェックする機能が搭載されているため、毛質・肌質を問わず脱毛が可能。また照射面積が広く、スピーディーに照射できます。
ベクタスの特徴や仕組み、脱毛効果について順番にみていきましょう。
冷却システムを搭載
高出力のレーザーを照射するため痛みはあるものの、冷却機能により痛みが緩和され、火傷のリスクが軽減されます。
炎症を抑えるためにジェルを塗布するクリニックもありますが、ベクタスは優れた冷却システムのおかげでジェルを塗る必要がありません。施術前後にジェルを塗る・拭き取る工程が省けるため、時間短縮にもつながります。
痛みの感じ方には個人差があります。痛みに敏感な人は麻酔を使用することもできるため、クリニックで相談してみましょう。
広範囲をスピーディーに脱毛
ベクタスには2種類のハンドピースがあり、部位によって使い分けできます。大きいサイズのハンドピースは照射面積が広く、スピーディーな照射が可能。小さいサイズのハンドピースは、面積の狭い部位の照射に適しています。
大きいハンドピースの照射面は四角い形状で、背中や太ももなど面積の広い部位をムラなく均一にレーザー照射できます。
広範囲を一度に脱毛できるほか、冷却装置が備わっているためジェルの塗布が不要。施術の手間が省ける分、時間を大幅に短縮することができます。
照射スピードが速い
ベクタスは「世界最速の脱毛機」と呼ばれるほど照射スピードが速いのが特徴。両ワキなら1~2分程度で脱毛が終わるため、忙しくて時間が取れない人におすすめです。
大きな照射ヘッドで「1秒間に3回照射する設定」が可能だからこそのスピード。背中やお腹など、広範囲の部位の脱毛も時間をかけずに照射できます。
さまざまな肌質に対応
ベクタスにはスキンテルというメラニンチェッカーが搭載されています。メラニンチェッカーとは、肌の色素量を測定し、肌色に合った出力レベルに調整する機能です。
従来のダイオードレーザーを使用した脱毛機では、日焼け肌や色黒肌だと脱毛できないというケースもあります。メラニン色素にレーザーが反応し、火傷のリスクを伴うからです。その点、ベクタスなら肌トラブルが起きないように出力を調整しながら照射できます。
また、敏感肌や乾燥肌・アトピー肌の人でも、それぞれの肌質に合わせて最適なレーザーを照射することが可能。
施術者が照射レベルを調整するのではなく、脱毛機が自動で調整するため、肌への負担やリスクを軽減。より安全かつ効率よく脱毛できます。
濃く太い毛の脱毛が得意
ベクタスはメラニン色素に反応するため、VIOやワキなど太くて濃い毛の脱毛に適しています。また波長が長いという特性があり、根深いVIOへの照射を得意としています。
更に、顔や背中などの産毛にも対応。スキンテルというメラニンチェッカーにより、部位ごとのメラニン色素に合わせて照射できるため、幅広い毛質への効果が期待できます。ただし、色素が全くない白髪には反応しづらくキレイに脱毛できません。
「剛毛は脱毛できるけど、産毛は脱毛できない」など、脱毛機によっては対応できる毛質が限られていることもあります。その点、ベクタスなら毛質を選ばず脱毛できます。
美肌効果はない
ダイオードレーザーにはアレキサンドライトレーザーのような美肌効果は期待できません。
シミやくすみの改善・ニキビ予防など、美肌効果を得られるのはアレキサンドライトレーザーだけです。
ただし、以下のように医療レーザー脱毛ならではの美肌効果を感じることはできるでしょう。
・産毛の脱毛により肌が明るくなる
・自己シェービングによるトラブルがなくなり肌が滑らかになる
・脱毛により毛穴が小さくなりきめ細かな肌になる
【スペック】
会社名 | サイノシュアー社 |
---|---|
本社 | アメリカ |
脱毛方式 | 熱破壊式 |
波長 | ダイオードレーザー(810nm) |
ハンドピースの照射面積 | スモール:12mm×12mmラージ:23mm×32mm |
冷却機能 | あり |
ベクタスは医療脱毛で使用されるレーザーの中でも波長の長いダイオードレーザーで照射。ダイオードレーザーは日本人の肌質にもっとも適しています。
波長が長いため、根深いVIOの毛根にもしっかり作用するのが特徴。また2種類のハンドピースを使い分けることで、部位ごとに効率よく脱毛できるのも特徴のひとつです。
高出力のレーザーを照射するため痛みがないわけではありませんが、肌を5℃まで冷やせる冷却機能がついているため、痛みを和らげながら脱毛できます。
ベクタスのメリットとデメリットをみていきましょう。
剛毛にも産毛にも効果が期待できる
ベクタスはメラニン色素に反応するため、どちらかというと濃くて太い剛毛の脱毛が得意で、ワキやVIOの施術に適しています。
ただし、レーザーの出力を調整できるため、剛毛以外に細くて色素の薄い毛・産毛にも対応。毛質を問わず脱毛できます。
短時間で広範囲に照射できる
ベクタスは照射面積が23mm×32mmの大きなハンドピースを使用し、広範囲を一度に照射。短時間で施術を済ませることができます。
冷却システムで痛みや肌への負担を抑える
ダイオードレーザーによる照射は少なからず痛みを伴います。
ベクタスは肌を5℃まで冷やせる冷却機能を搭載することで、照射時の痛みや肌への負担を抑えることができます。
ムラなく均一に照射できる
高出力のレーザー脱毛機は、照射ムラができやすいという特徴があります。
ベクタスなら照射面が四角いハンドピースを使用しているため、肌に均一にレーザー照射することができます。
さまざまな肌質に対応
熱破壊式の脱毛機は、色黒肌や日焼け肌への照射ができないケースがあります。
ベクタスならメラニン測定できる機能が搭載されていて、自動でレーザー出力を調整できます。そのため色黒肌や日焼け肌をはじめ、敏感肌や乾燥肌まで、さまざまな肌質に適応し、負担をかけることなく照射できます。
白髪には反応しにくい
ベクタスはメラニン色素に反応することで効果を発揮するため、色素がない白髪の脱毛には不向きです。
産毛など色素が薄く細い毛には対応できますが、金髪など極端に色素が薄い毛の脱毛には適していません。
導入しているクリニックが少ない
幅広い毛質・肌質に対応した機種ですが、ベクタスを導入しているクリニックが少ないのが現状です。
当記事の後半にベクタスを導入しているクリニックを紹介しているので、参考にしてみてください。
細かい部位の脱毛は不得意
ベクタスには大きいサイズのハンドピースのほか、12mm×12mmの小さいサイズも使用できます。
ただし、これより小さいサイズは備わっておらず、顔や指など細かい部位を均一に照射するのは困難です。
ベクタスのほかに複数の脱毛機を導入しているクリニックでは、細かい部位は別の脱毛機で照射するケースもあります。
少なからず痛みがある
ベクタスの照射は全く痛みがないわけではありません。痛みを抑える冷却機能が備わっているため、ある程度は緩和できますが、痛みがゼロではありません。
痛みに敏感な人は麻酔を使用することもできるため、クリニックで相談してみましょう。
ベクタスによる脱毛がおすすめなのは以下のような人です。
・敏感肌・アトピー肌の人
・色黒肌・日焼け肌・色素沈着している人
・忙しくて施術時間を短縮したい人
・冷却ジェルが苦手な人
肌質によって最適な照射レベルをチェックできるのは、ベクタスの最大の魅力。今まで肌質を理由に施術を断られてきた人も脱毛できるチャンスです。
照射面積が広く、冷却ジェルを塗布する必要がないため、施術時間を大幅に短縮。忙しくて脱毛に費やす時間が取れない人にもおすすめです。
ベクタスを導入しているクリニックの中には、ベクタス以外に複数に脱毛機を採用しているところもあり、毛質や肌質に合わせて機種を使い分けしています。
施術の際には、1人ひとりの肌質や毛質・部位に合った脱毛機を施術者が選んでくれます。
クリニック | 使用している脱毛機 | 全身脱毛の料金 |
---|---|---|
ルシアクリニック |
・ベクタス |
全身脱毛5回 |
ミセルクリニック |
・ベクタス |
全身脱毛5回 |
フェミークリニック |
・ベクタス |
全身脱毛5回 |
みずほクリニック |
・ベクタス |
全身脱毛1回 |
銀座藤井クリニック | ・ベクタス |
全身脱毛5回 |
※最新の料金はクリニックの公式サイトを確認してください
ベクタスはどのくらいの回数で脱毛効果が得られますか?
毛の生え方や肌質、ホルモンバランスなどにより個人差がありますが、一般的には4~6回程度の施術で目に見える効果が実感できます。特に、ベクタスは太い毛や濃い毛に対して効果が高いため、脚や腕、背中などの部位では早くから効果を感じる人が多いです。しかし、部位によっては追加の施術が必要となることもあります。
ベクタスは日焼けした肌にも使用できますか?
ベクタスは、施術前にメラニンメーターで肌のメラニン量を測定するため、日焼けした肌や色黒の肌でも適切なレーザーの強度を設定して脱毛が可能です。従来の脱毛機では日焼けが原因で火傷のリスクが高くなる場合がありましたが、ベクタスではこのリスクが低減されています。ただし、過度に日焼けしている場合や炎症を伴う日焼け直後の施術は避けた方が良い場合もあるので、事前に医師の判断を仰ぐことが推奨されます。
ベクタスによる脱毛は永久的な効果がありますか?
ベクタスによる脱毛は、毛根にある毛母細胞を熱で破壊し、毛が再生しにくくなるように働きます。ただし、永久脱毛の定義には幅があり、医療レーザー脱毛でも数年後に一部の毛が再生することがあります。特にホルモンの変化によって新たな毛が生えることもありますが、再生した毛も細くなったり、量が減ったりするため、長期間にわたってムダ毛が少ない状態が維持されます。
ベクタスの施術はどれくらいの頻度で行うべきですか?
ベクタスによる脱毛は、毛周期(成長期、休止期、退行期)に合わせて施術を行うことが推奨されます。通常は1~2ヶ月に1回のペースで施術を行い、4〜6回の施術が目安となります。部位によっては毛周期が異なるため、顔やVIOなどの場合は1ヶ月ごと、体の部位では2ヶ月ごとが一般的です。
ベクタスの施術後に気をつけるべきことはありますか?
施術後は、レーザーによって一時的に肌が敏感になるため、直射日光を避け、しっかりと日焼け止めを塗ることが重要です。また、施術当日は湯船に浸かることやサウナの利用、過度な運動は避けるべきです。施術後は、肌に軽い赤みやヒリヒリ感が出ることがありますが、通常は数時間から数日で回復します。
ベクタスの施術を受ける際の注意点はありますか?
ベクタスは高性能な脱毛機ですが、肌が極端に乾燥している場合やアトピー性皮膚炎の症状が出ている場合は、レーザー照射が刺激となる可能性があります。また、妊娠中や授乳中の方、ホルモン治療を受けている方は事前に医師と相談することが必要です。事前のカウンセリングで肌の状態や体調に応じた適切な施術が行えるかどうか確認しましょう。