二重まぶたに憧れているけれど、二重整形には抵抗があるという方も多いのではないでしょうか?
整形をしなくても、自力で二重まぶたを手に入れることができます。二重の癖付けアイテムとして最も一般的なのがアイプチやアイテープです。また、ヘアピンや絆創膏を使って二重を癖付ける方法もあります。
さらに、まぶたの状態や目元の筋力次第では、二重の癖付けを続けることで自然に二重になる可能性もあります。
できるだけコストをかけずに自力で二重にしたい方は、ぜひ参考にしてください。
二重の癖がつきやすいかどうかには個人差があり、セルフケアで簡単に二重になれる人もいれば、時間をかけて徐々に二重になる人もいます。
以下のような方は二重になりやすい傾向があります。
まぶたが薄い
まぶたが薄い人は、自力で二重になりやすいといえます。まぶたが薄いかどうかを自分で確認する方法がありますので、ご紹介します。
まぶたを閉じて黒目を左右に動かしてみて、眼球の動きがはっきり分かる場合、まぶたが薄いと言えるでしょう。この確認は、誰かにチェックしてもらうか、スマホでセルフ撮影することで行うことができます。
もともと二重ラインがある
もともと二重のラインがある人も、二重になりやすい傾向があります。
これは、二重を作る挙筋腱膜など、目の周りの筋力が弱いために完全に二重にならず、まぶたに薄い線が見えている状態です。目元の筋力を鍛えることで、自然に二重になる可能性があります。
眠くなると自然に二重になる
眠くなると自然に二重まぶたになる人も、自力で二重になりやすい傾向があります。
疲れたときにも二重になることが多く、まぶたのむくみが解消されることで二重のラインが現れるためです。
このような人は、普段からまぶたのむくみを解消することを心がけることで、二重になる可能性があります。
親が二重まぶた
二重まぶたは遺伝の影響が大きいため、両親のどちらかが二重まぶたであれば、子どもが二重の遺伝子を持つ可能性は50%以上です。
両親ともに二重まぶたの場合、子どもが二重まぶたを受け継ぐ確率は75%以上となります。
二重整形に抵抗がある人でも、市販のグッズを使って二重まぶたを作ることが可能です。
ここからは、身近なアイテムを使って二重まぶたを作る方法をご紹介します。
アイプチ
自力で二重まぶたを作る方法で最も一般的なのがアイプチです。まぶたにノリをつけて二重を形成するもので、ドラッグストアなどで手軽に購入できます。
最初はうまく二重が作れなかったり、時間がかかることもありますが、何度か繰り返すうちにメイク感覚で理想の二重まぶたを作れるようになります。
アイテープ
厚めのアイテープを使うことで、くっきりとした二重の癖付けが可能です。薄いアイテープだとまぶたをしっかり押さえられず、剥がれやすくなることがあります。
ただし、厚めのアイテープはまぶたを閉じたときに目立ちやすいというデメリットもあります。そのため、自宅では厚めのテープでしっかり癖付けし、外出時には目立ちにくいアイテープを使用すると良いでしょう。
ファイバータイプ
ファイバータイプは、収縮性のある繊維状のテープを貼り付けて二重を作ります。アイプチやアイテープに比べて接着面が狭いため、まぶたへの負担が少なく、自然な仕上がりになります。
アイメイクとの相性が良く、見た目に違和感が少ないため、周りにバレにくいというメリットがあります。
ただし、ファイバーテープで二重を癖付けるにはコツが必要です。また、他のアイテムと比べてコストがかかるというデメリットもあります。
ヘアピン
ヘアピンでも二重の癖付けが可能です。
ここでは、ヘアピン1本で簡単にできる方法を紹介します。
1.ヘアピンの先端を二重にしたいラインに沿って押し当てる
2.強すぎない程度にまぶたを押していく
これだけで、身近なヘアピンを使ってコストをかけずに自然な二重ラインを作ることができます。
ただし、この方法には即効性はなく、根気よく続けることが重要です。また、力加減や頻度によってはまぶたや目を傷つける可能性があるため、注意してください。
絆創膏
市販のアイテープはコストがかかるため、できるだけ費用を抑えて癖付けをしたい方には絆創膏を利用する方法をおすすめします。
使い方はアイテープと同様です。絆創膏のテープには伸縮性があり、アイテープの代わりに最適です。
肌に馴染みやすい肌色タイプや透明の絆創膏を選ぶと自然な仕上がりになります。ただし、長時間貼り続けると、かゆみやかぶれの原因となる可能性があるため注意してください。
お金をかけずに二重にしたいという方もいると思います。
また、肌が弱くてアイプチやアイテープが使えない方のために、道具を使わずに二重にする方法をご紹介します。
目の周りをマッサージする
まぶたがむくんでいると、アイプチなどのグッズを使ってもうまく二重を作れないことがあります。
目の周りをマッサージすることで血流が改善され、むくみが解消されて二重が癖付きやすくなります。
マッサージの際は力を加えすぎないことが重要です。1日2回のマッサージで、まぶたのむくみや脂肪が解消され、二重が癖付きやすくなります。
目の周りの筋トレをする
目の周りの筋肉を鍛えることも、二重を癖付けるのに効果的です。
マッサージと併用することで、よりパッチリとした目元を目指せるでしょう。
目の周りの筋トレも、マッサージと同じように日々の習慣にすることが大切です。目の周りは皮膚が薄くデリケートなので、力を入れ過ぎないよう注意してください。
蒸しタオルでむくみを解消する
蒸しタオルを使うことで、目の疲れやむくみが解消されるだけでなく、リラックス効果も期待できます。
蒸しタオルの最適な温度は40℃です。マッサージや筋トレの前に行うことで、むくみの解消がより効果的になるでしょう。
自力で二重にするための方法はいろいろありますが、残念ながら二重の癖がつきにくい人もいます。
まぶたの構造が二重になりにくい場合、どのような方法を試しても癖をつけることは難しいでしょう。極端にまぶたがむくんでいる場合や脂肪が分厚い場合は、根本的な改善をしない限り、自力で二重にするのは難しいかもしれません。
二重になれないまぶたの構造
自力で二重を作れるまぶたには限りがあり、場合によってはセルフケアで二重にすることができないこともあります。
まぶたを開ける際に使う上眼瞼挙筋(じょうがんけんきょきん)という筋肉の中で、まぶたに近い部分にある挙筋腱膜(きょきんけんまく)の端が枝分かれしている場合は、二重を作ることが可能です。
一方で、挙筋腱膜の端が枝分かれしていない場合は、まぶたが折り込まれないため、二重にするのは難しいと言えます。
まぶたの極端なむくみ・脂肪
まぶたが極端にむくんでいたり脂肪が多い場合、まぶたが目の周りの筋肉で持ち上がりにくくなります。
普段からむくみやすい人や、まぶたに脂肪が多い人は、二重の癖がつきにくい傾向にあります。
慢性的なむくみがある場合は、目元のマッサージやケアを習慣化し、塩分の多い食べ物を控えるなど、体質改善を目指す必要があります。
脂肪については先天的な要因もありますが、マッサージを継続することで脂肪が柔らかくなり、改善されるケースもあります。全身が肥満傾向にある方は、この機会にダイエットに取り組むのも良いでしょう。
先天的に二重まぶたになる要素があれば、自力で二重を癖付けることが可能です。しかし、二重まぶたになったとしても、好みの二重幅に仕上げることはできないことがあります。
二重ラインは、挙筋腱膜がまぶたを引き込むことで形成されるため、まぶたと挙筋腱膜が接着している部分でしか二重ラインを作ることができません。つまり、二重ラインの位置はもともと決まっているのです。
自力で二重を癖付ける際に、自然にできる二重ラインを無視して理想の位置にラインを作るのは難しく、それが原因で二重まぶたにできない場合もあります。
自力で二重にすることが難しい場合は、クリニックで二重整形の手術を受けることも選択肢の一つです。
手術にはリスクが伴い、コストもかかるというデメリットがありますが、手間をかけずに理想の目元を手に入れることが可能です。
二重整形には大きく分けて埋没法と切開法の2種類の施術があります。
二重整形の種類 | 方法 | ダウンタイム | 持続期間 | 費用の相場 |
---|---|---|---|---|
埋没法 | 糸で留める | 1週間~1ヶ月程度 | 2~3年 | 3万円〜20万円程度 |
できるだけ費用を抑えたい方やダウンタイムを短くしたい方には、埋没法がおすすめです。手軽に受けられる埋没法ですが、固定している糸が取れてしまう可能性があるというデメリットがあります。
一方、半永久的な二重まぶたを手に入れたい方には切開法がおすすめです。一度二重にすると半永久的に維持できますが、メスで切開するためダウンタイムが長くなる可能性があり、費用も埋没法に比べて高額です。
埋没法は、プチ整形と呼ばれる施術の中でも代表的な二重整形です。医療用の細い糸で希望する二重ラインに埋没させる施術で、皮膚への負担が少ないのが特徴です。また、切開法に比べて二重整形が目立ちにくく、周囲にバレにくいというメリットもあります。
自然でバレにくい二重の形は?
二重の形には以下の4種類があります。
この中でも、奥二重型・末広型・幅の狭い平行型は自然な仕上がりになりやすく、周りにバレにくいというメリットがあります。
二重まぶたに憧れるけれど、自然な目元を目指したい方は、ぜひ参考にしてください。
未成年や学生でも二重整形できる?
未成年や学生でも二重整形を受けることは可能です。
二重整形に年齢制限はありませんが、中学生や高校生が手術を受ける場合には、親権者の同伴や同意書が必要です。
ただし、成長過程にある未成年者は、体重や骨格の変化によりまぶたの厚みや形状が変わり、二重が取れてしまうことがあります。
そのため、成長が安定してきた高校生以降に施術を受けることをおすすめします。
ヘアピンを使って二重を作れる?
ヘアピンを使って二重を癖付けることができます。
ヘアピンの先端でまぶたに折り目をつけることで二重を作ることができますが、力加減には注意が必要です。
まぶたの皮膚は薄くデリケートなので、傷つく恐れがあります。使用する際は、強く押さえつけないようにしましょう。
どれくらいで二重の癖がつく?
二重が癖付くには時間がかかります。個人差がありますが、場合によっては2~3年かかることもあります。
二重まぶたを定着させるためには、根気よく癖付けを続けることが重要です。毎日習慣にすることで、費用をかけずに二重まぶたを手に入れることができます。
ただし、もともと二重が癖付く構造でない場合、永遠に二重にならない可能性があるため注意が必要です。
アイプチと埋没法どっちがいい?
自然な仕上がりを求めるなら、アイプチよりも埋没法がおすすめです。
アイプチは目を閉じたときにノリが目立ち、周りの人に気付かれることがあります。
埋没法はアイプチより費用がかかりますが、水や汗で落ちる心配がなく、一定期間二重を維持することができます。
一重まぶたを二重まぶたに戻す方法
もともと二重まぶただったのに、むくみが原因で一重になっている場合は、血行を良くすることで二重に戻ることがあります。
蒸しタオルと冷たいタオルを数分おきにまぶたに当て替えることで血行を促進することができます。また、目の周りを優しくマッサージするのも効果的です。
さらに、生活習慣の見直しも重要です。塩分の取り過ぎや就寝前の水分摂取はむくみの原因となります。スマホの使い過ぎも目を酷使するため、注意が必要です。
二重が一重になる原因は?
二重が一重になってしまう原因のほとんどは、むくみです。
飲酒や塩分の摂り過ぎ、寝不足や寝過ぎも目元のむくみの原因になります。
また、二重の元になる皮膚の癒着が弱い人やまぶたに脂肪が多い人は、一重になりやすい傾向があります。この場合、脂肪取りの施術を受けることで改善されるケースもあります。
ダイエットで痩せたら一重から二重になる?
まぶたの厚みが皮下脂肪によるもので一重に見えている場合、ダイエットをして痩せることで二重になる可能性があります。
一方で、一重に見える原因が皮下脂肪ではなく、まぶたのたるみや二重ラインの狭さによるものであれば、ダイエットをしても二重にはならないでしょう。