肌の一番外側には「角質層」があります。角質層は外部の刺激から肌を守り、肌内部の水分を逃がさない役目をしています。ところが、この角質層が乾燥などで乱れるとバリア機能が低下します。
バリア機能が低下すると外部からの刺激を受けたり、異物の侵入を許してしまったりした肌は「炎症」を起こしやすくなります。
そして、炎症を抑えるためにB細胞や免疫細胞、リンパ球などを患部に送り届けようとして、皮膚の下の毛細血管が一時的に拡張します。その際、表皮は0.2mmという薄さのため、毛細血管が透けて赤く見えるのです。

肌に赤みが出るのはなぜ?
肌の一番外側には「角質層」があります。角質層は外部の刺激から肌を守り、肌内部の水分を逃がさない役目をしています。ところが、この角質層が乾燥などで乱れるとバリア機能が低下します。
バリア機能が低下すると外部からの刺激を受けたり、異物の侵入を許してしまったりした肌は「炎症」を起こしやすくなります。
そして、炎症を抑えるためにB細胞や免疫細胞、リンパ球などを患部に送り届けようとして、皮膚の下の毛細血管が一時的に拡張します。その際、表皮は0.2mmという薄さのため、毛細血管が透けて赤く見えるのです。

バリア機能が低下して外部刺激や異物の侵入を許してしまうと、免疫反応として炎症が起こり、毛細血管が拡張することで赤みが生じます。
ニキビも炎症が起こっている状態です。
肌が乾燥し、過剰に皮脂を分泌しようとはたらき、肌のターンオーバーが崩れて角層が固くなることで、毛穴に皮脂・老廃物が詰まってしまいます。すると、アクネ菌が増殖し、免疫が働いて炎症を起こします。
肌トラブルが改善されたのに肌の赤みが続き、赤ら顔になる場合があります。肌トラブルを繰り返すうちに、毛細血管が拡張したまま戻らなくなるからではないかと考えられています。
毛細血管を拡張させないためには、炎症が起こっている原因を探り、繰り返さないようにすることが大切です。
また、「ヒルドイド」のような保湿剤は毛細血管を拡張させる働きがあります。肌トラブルがあり医師の指示通りに使用するのは良いですが、肌トラブルが改善された後もスキンケアとして使用するのは控えましょう。
肌のバリア機能を低下させ、赤みを生じる刺激には外からの刺激と身体の内側からの刺激があります。
<外的要因>
<内的要因>
季節の変わり目の寒暖差や、夏の冷房、日焼けなどにより、肌は乾燥した状態になります。
バリア機能が低下すると、肌トラブルが起こるようになり、肌に赤みが出るようになります。