
※ | 長所の多いプチ整形にもこのような欠点はあります。またクリニックによって定義に差があるためにメスを使ったり元に戻せない場合でも簡単な施術は全て「プチ整形」と呼ぶこともあります。 |
二重まぶたの手術には大きく分けて「埋没法」と「切開法」の二種類があります。
このうち一般的にプチ整形と呼ばれるのは埋没法による二重まぶた手術です。
この二つの基本技術を組み合わせることで、希望通りの二重まぶたを作ることが出来ます。
埋没法 | 切開法 |
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医療用の糸でまぶたを止めて持ち上げる | 皮膚を切開して余分な組織を取り、縫い合わせる |
※ | 糸を止める箇所や数・切開する大きさなどを変えながら、それぞれの利点を生かして組み合わせる事で一方の技術だけでは出来ない様々な仕上がりの二重まぶたを作ることもできます。 |
末広型 <目頭から目尻に向かって広がるタイプ> | 平行型 <上まぶたに平行に沿ったタイプ> | ||
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多くの日本人の目頭にはモンゴル系民族特有の「蒙古ヒダ」という部分があり、この部分がまぶたを下側へ引っ張る形になるために生まれつき一重まぶたになりやすい性質があります。そのため埋没法で二重にした場合などは自然とこういった末広型の二重に仕上がりやすくなります。 | 欧米人風なクッキリとした目鼻立ちの方には平行型の二重まぶたが合う傾向があります。日本人の多くは切開法を用いないと綺麗な平行型には出来ません。華やかな印象になるので大変人気がありますが、凹凸の少ない日本人的な顔立ちの方には似合わない場合もあります。 |
プチ整形の代表格である埋没法の二重まぶた手術は身体への負担も大変少なく、元のまぶたに戻したり後から幅を調節するのも簡単なので現在では二重まぶた手術の主流になっています。
しかしまぶたについた脂肪の量・蒙古ひだの有無・クセのつきやすさなどの個人差があるために希望通りの仕上がりにするために埋没法だけでなく切開法を必要とする場合もあります。
4つに大別された手術法 | 手法の解説と特徴 | |
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埋没法 まぶたの内側の見えない場所に二重のクセがつくように糸を通し1〜3カ所止める |
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まぶたが薄く脂肪の少ない方は切開を必要としない埋没法のみで綺麗な二重を作れます。修正が簡単で身体への負担が少ないので、初めて挑戦される方やこれだけで綺麗な二重が出来る方にはお奨めです。施術法の性質上まれに戻ってしまう事があるのが難点です。 |
・自然な仕上がりを求める方 ・気に入らなかった場合に元に戻せる施術を求める方 |
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部分切開法 (脱脂埋没法) 部分的に小さく切開して必要に応じて脂肪の除去や埋没法を併用する |
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埋没法だけではまぶたの脂肪が多い方には効果が薄いため、同様の原理で5〜10mm程切開して皮膚を癒着させ埋没法と似た効果を得ます。更に小さく2〜3mm程切開して邪魔な組織を切除し、まぶたを薄くした状態で埋没法を併用する脱脂埋没法も部分切開法の一種です。 |
・脂肪が多いなどの理由で埋没法だけでは不充分な方 ・確実な効果と軽負担を両立させたい方 |
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目頭切開法 二重まぶたを作る邪魔をする蒙古ヒダの部分を切開して目頭を表に出す |
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蒙古ヒダを残したまま二重まぶた手術を受けても不自然な形に仕上がる事が多く、特に平行型の二重にしたい方は同時に受けられると効果的です。目を2〜3mm大きく見せる効果もあります。目頭から少し離れた部分を小さく切開し、皮膚を引っ張る手法で改善させます。 |
・自然で綺麗な平行型にしたい方 ・大きくパッチリとした印象の目にしたい方 | ||
全切開法 希望する二重のラインに沿って切開して余分な組織を切り取ってから縫合する |
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最も歴史の長いポピュラーな手法で、まぶたのたるみも同時に取れるため腫れぼったい目元の方には最適です。大きく切開して縫うため元に戻したり更に幅を広くする事は出来ませんが、自由にデザイン出来るために仕上がりへの満足度が高く人気があります。 |
・クッキリとした好きな形の二重にしたい方 ・たるみも同時に取りたい方 |
加齢やお肌へのストレスにより身体の組織が老化すると重力の影響を受けて下がりたるみとなります。
目の周囲の筋肉や皮膚は良く動かす上に紫外線や乾燥を直接受ける部分なので特に影響を受けやすく、目元のたるみやシワが目立つだけで顔全体が老けた印象を与えてしまいます。
また、まぶたに脂肪がついて腫れぼったく見えるだけで太った印象や暗い印象の元になります。
眼輪筋(目を囲んで目を開閉したり表情を作る筋肉)と腱膜(筋肉と瞼板を繋ぐ膜) |
これが衰える事が目のたるみを生む最大の原因です。他の部位と比べて薄く、シワになりやすい・筋繊維が刺激で切れやすいといった特徴があるために、マッサージのような軽い刺激でも直接こすると壊れて緩み、たるみの原因となってしまいます。 |
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まぶたの脂肪 |
まぶたにムダな脂肪がつくと目に覆いかぶさるように腫れて見え、目を小さく相対的に顔を大きく見せてしまいます。目のくぼみが出っ張る事で顔全体が平面的になり、また脂肪の厚みが眼輪筋や皮膚を押し出すので一層たるみを生じやすくなります。 |
+ |
表情ジワと小ジワ |
筋肉が繰り返し収縮する事でできる表情ジワと、お肌の衰えから発生する小ジワも、目の周りから目立ち始めます。 |
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加齢とともに目立ち始め、顔全体を老けた印象に見せる |
手術によりまぶたの余分な脂肪と緩んで下がってしまった組織や皮膚の邪魔な部分を除去し、目元のたるみとシワ、腫れぼったさを一度にスッキリと解消することができます。 余分な皮膚だけを取り除く手法と、その奥の脂肪や眼輪筋・ネット状に組織を押さえている眼窩中隔まで処置をする手法とがあり、たるみの度合いや皮膚の状態を見て組み合わせて施術します。 いずれの場合もまつ毛の生え際に沿って切開するので、傷が目立つ事はありません。
下眼瞼(上下瞼)切開術 | ||
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お肌のシワやたるみは軟膏治療やヒアルロン酸・ボトックス注入などの施術で改善させることが出来ます。(こちらもご参照下さい) しかし年齢がある程度高くなると筋肉や皮膚の再生能力が衰え、出来てから時間の経過したシワやたるみを消すのが難しくなってきます。 特に目元のたるみは脂肪の増加・筋肉の衰え・皮膚が伸びるなどの複合的な理由で進行するものなので元に戻す事は物理的に困難で、年齢の高い方にはまぶたへの外科的な手術がおすすめです。 |
一般 | 学割 | |
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二重まぶた手術(両側) | 105,500円 | 84,000円 |
手術前には同意書へのご署名をいただきます。未成年の方には保護者の方のご署名も必要になります。
埋没法の場合でも最短で3日程度施術部位に腫れが生じます。切開を伴う手術の場合は腫れや赤みが出る期間が更に長めになります。翌日には身体的に日常生活への制限がほとんどなく普段通りに過ごせますが、腫れなどが気になる方は連休や長期のお休みに合わせて施術を受けられることをお奨めします。
【二重まぶた:埋没法】
【二重まぶた:切開法】
【まぶたの脂肪取り】
・ | 二重まぶた手術後は施術部位が腫れた状態になりますが数日間で元に戻ります 化粧品で隠せる程度ですので翌日から平常通りの生活が出来ます |
・ | 施術当日はコンタクトレンズの使用、目元のメイクをお避け下さい 翌日からは普段通りに使用できますが数日間はなるべくお控え下さい (切開法による手術の場合は抜糸までお控え下さい) |
・ | 施術当日は目元が水で濡れないように洗顔時や入浴時にご注意下さい |
・ | 目の周囲を強くこすらないように注意して下さい |
【二重まぶた:埋没法】
【二重まぶた:切開法】
【まぶたの脂肪取り】
・ | 妊娠している方 |
・ | その他、施術前の診察で既往症・服用している薬・皮膚の状態などで不適合と診断を受けた方 |